私達の脳が物事を記憶するメカニズムは、以下のような流れで行われます。
視覚や聴覚から得られた情報を前頭葉や頭頂葉、後頭葉で得る『短期記憶』(約20秒間保持される)
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短期記憶でとりわけ興味を持ったこと、理解したことは海馬に一時的に保持する『中期記憶』(1時間~1ヶ月)
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海馬内で一時的に記憶されたもののうち反復して刺激されたものを重要とみなし、それを側頭葉に移し記憶する『長期記憶』
しかし、いくら長期記憶がなされたからといって、その情報を放置したままにすると、すぐに『忘却』が始まります。忘却をおこさず情報を残すためには、情報を反復する必要があり、またその反復する時間を短くする必要があります。例えば、試験の前になると単語を覚えるのに教科書を見て、ノートに書き、発声するといったことをよく経験されたと思いますが、脳科学的に、実は理にかなったことなのです。
人によっては、単語を2回の書き取りで覚える人もいれば、10回やっても覚えられない人もいます。その違いはいったい何なのでしょうか?
答えは、「シナプスの伝達効率」とされています。シナプスは、記憶の際に脳内で働く神経回路。必要な情報には即座に反応し、そうでないものへの反応は鈍くなり、忘却も早まります。ですから、覚えにくい人・忘れやすい人は、その情報への脳神経の回路が確立するまで、または忘却が行われる前に情報を反復する必要があるのです。
そこで、情報の反復に活躍するのが『速読』です。
一般的に、脳の性質上「左脳」は言葉や文字の学習に使われ、「右脳」はリズムやイメージの学習などに使われます。速読には、左脳だけではなく「右脳」も使用します。そのため、速読を行う事でさらに高い学習効果が得られ、情報を反復する際も、その消費する時間が短縮できるという訳です。