そもそも私達が文字・文章を読むとき、脳内ではどのような流れで処理されているのでしょうか。ここではそのメカニズムを紹介します。少しでもこの事を理解することができれば、その要素を強化することで、『速読』への近道となるのではないでしょうか。
読書をするとき、私達は文字の形を認識してこの動作を繰り返します。それらはやがて神経を通して脳に送り続けられます。このときはまだ文字の形のみを認識している段階ですので、意味としては認識されていません。
次に、脳に送られてきた文字を、今まで学習し脳内に蓄えられた知識・記憶と照らし合わせる作業が行われます。簡単に言いなおせば、例えばインターネットの検索エンジン。YahooやGoogleなどの検索では、調べたい文言を検索して結果がでてきますが、文章を読むのも同じことです。調べたい文言(脳に送られてきた文字)を検索結果(脳内の知識と照らし合わせる)という作業がそれです。
また、現在も方々で議論されていますが、これまでの脳科学では、文章を読むということは知識の入力作業といわれていました。しかし、最近では記憶されていた知識との照合作業であり、その結果を取り出す作業といわれています。
記憶されていない文字は、意味が反映されず、当然検索結果もでてきません。ですから絵を見ているのと同じといえます。 ですから、より多くの文字を覚え、語彙を増やすことが読解を促進させるポイントと言えそうです。